DVD&TV

カルダー役・楠大典さんインタビュー

photo

今回初参加となる「コバート・アフェア」についての印象は?
数々のCIAやFBIなどスパイ・諜報員をメインとした作品の仕事をしてきていますが、ここまで誰がどういう立場にあって、今後もどうなっていくかわからないような展開になっている作品はあまり観たことがありません。正義は正義、悪は悪、という立場がわかりながら進んでいくものは多いですが、もちろんアニーは正義だと思うんですけど、その他が全くどうなっているかわからない、その面白さにびっくりしました。誰が本当のことを言っているんだ…っていう、そこが面白いですね。どんどん謎が解かれていく、みたいな。

本作カルダー・マイケルズの役作りで意識したことは?
同じ俳優の演じる役を吹替えたことがあるのですが(ヒル・ハーパー「CSI:NY」シェルドン・ホークス役)、でも同じ人物だけどもちろんその役者さんもキャラクターをかえているので、僕もかえなければならない、そういう彼のキャラクターの違いに戸惑いはありました。全く違うキャラクターなので、今までと同じように演じたらちょっと違うな、と。例えばこのカルダーはもう少しワイルド色が強いかなとか、そういう性格面を考えて作るようにしました。 (今まで)演じる役との共通点は、考えたことがないですね。自分と似ているか、そういう部分があるかどうかではなく、役に自分を近づけていくイメージで演じています。

シーズン4の見どころや印象的なエピソードは?
最初まだ話がわからない内でも、1人1人のキャラクターがおもしろかったり、アニーが素敵だったりすることで、観ている内にどんどんはまっていくんですよね。いろいろな謎のパズルが埋まっていくように。また、ピーター・ギャラガーさんのように好きな俳優も結構出ていて役者も素晴らしいので、そういう意味でもすごく面白いです。より次が次がと観たくなる。だからとりあえず、まずは第1話(「疑惑」)を観てほしいですね。

シリーズの途中からの参加ですが、現場の様子・雰囲気はいかがでしたか?
皆さん知った仲間なので、知っている分、よくしてくれるし、やりやすいようにやらせてくれるし、違和感はまったくないです。皆さんいい人たちなので。普段からそうなのですが、あまり途中から参加したという意識はないですね。ディレクターさん含め、和気あいあいやる雰囲気はあります。皆でやりやすいように進められる、例えば役についても話し合ったりとか、そういう意味では家族みたいな感じですね。

最後に、「コバート・アフェア」ファンの皆様へ、メッセージをお願いします!
海外ドラマは面白い作品がたくさんあって、僕もいろいろ演じてきているのですが、特に面白いなと思う作品です。もちろん今まで観ていた方は面白いし続きが気になってご覧いただけると思いますが(僕のように)シーズン4から観る方でも、きっと次が気になって仕方がないと思います。実際僕が演じながら気になって仕方がないくらい面白いので、シーズン4からでも一度観てみてほしいですね。本当に次はどうなるの? って気になりますよ。